最低賃金、上がりましたね。783円。20円以上のup!
食べ物の値段もずっと右肩上がりだったので、気分的にほっとするニュースです。
思えば私が労働デビューした高校生の頃は最低賃金600円台だったなあ、とノスタルジーが湧いてきました。700円でまあまあ、800円だと目玉が飛び出す、という時代だった。(学生の時給ですが)
そして更にノスタルジーが加速して高校時代のバイト先での「一歩間違うと空気凍らせていた事件」を思い出しました!
そのバイト先は個人の弁当屋さんでした。地元ではフライドチキンがおいしいと評判の店です。ある夏休みの日、私と何人かの学生バイトは午前から午後まで通しでシフトが入っていました。お昼の時間になった時店長(気さくな中年?壮年?男性)はバイト諸君に尋ねました。
「まかない何がいい?」
待ってました!と私は何を食べるかわくわくしながら考えました。すると他のバイトの子たちは次々に答えました。
「ノリ弁当で」
「ノリ唐揚げ弁当お願いします」
私は思いました。ノリ弁ノリ唐は最安価格です、なんて欲のない!こんな機会にせっかくだから豪華なものを食べとけばいいのに、と。そして申請したリクエストは
「生姜焼き弁当」
しかも
「あと、フルーツゼリー(?か何か。記憶があいまいです)」
そしておいしくいただきました。満足しました。
しかし不思議な違和感は残りました。この場面を覚えていること自体がそういうことなのでしょう。そして、大人になってから何かのタイミングで気が付きました。10年位前に「KY」って言葉が流通した時だったかも知れません。そう、
「あれが、空気読んでないということか!」
ノリ弁は最安、唐揚げはフライドチキン屋さんだけに常にパットに上がっていて乗っけるだけの手間なしメニュー。そしてまかないは無料、お店のご厚意です。みんな遠慮してそういうメニューを頼んだんだなあ、と気付きました。それを自分は手間もかかるし少しお高い生姜焼き、その上デザート付きです。改めて考えると笑ってしまいました。いや笑ってる場合じゃないですね、店長ありがとうございました!!
これが社会人マナー、舞台が職場なので広い意味でのビジネスマナーというやつですね。
もしかしたら遠慮不要の職場もあるかも分かりませんが、確信できない場合、または新人の時などは、ひとまずは「遠慮」するようにする、というのがベターな対応でしょう。
「遠慮」の他にも、このような類の「コミュニケーションのマナー」はいろいろあります。そのような事を知ることも、ぐんまサポステではできます。「ビジネスマナー講座」や「職場で使える対人スキル」その他講座、ほか個別相談でも、会社や職場でのコミュニケーションマナーについて質問などどんどんしてください。